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【ブログリレー/矢部純也】人間関係

矢部

スポーツ科学科4年 矢部純也

 

 

こうしてブログという形で自分の思いを綴るのは、初めての経験であまり自信はありませんが、やるからには本気でやろうと思います。

よし、やるか。と気合いを入れたがみんなのブログを見るとどれも僕が書こうかなと思った内容ばかり。どうしてこんなにかぶるのか。ただでさえ、自分の思いを文章にするのは難しいのに。

 

でも、僕はこうなることを分かっていた。

 

この4年間、どれだけ一緒にいただろう。

僕たち4年生は、たったの8人しかいない。これも理由のひとつだろう。みんなで温泉に行ったり、食事をしたり、テスト前にはガストで勉強したり。いつも一緒にいた。他の学年にはないことだと思う。本当に僕たちは仲が良い。周りからしてみれば気持ち悪いだろう。ただでさえ、大の大人が8人いつもかたまっていておかしいのに。ましてや人相の悪いのが幾人。

この4年間、本当にみんなと一緒にいた。本当にどの学年よりも仲が良いだろう。

だれかがブログで書いていたが、僕たち4年生は突出した個がいない。試合に出ている選手も少ない。今ではスタメンから出ている選手は0である。本当に情けないことだ。しかし、僕たちの学年は1年生のときからこうなるかもしれないと予期していた。先輩にも「お前ら4年になったらどうするの。」と嫌になるほど言われてきた。だからこそ、1年の時からずっと話してきた。自分たちが4年になった時、残していくものを。強みとするものを。それこそが僕たち4年生の仲の良さに繋がっているのだろう。

でも、僕たち4年生はただ仲が良いだけではない。これだけでは何も意味がない。

 

何回も何回も話し合ってきた。順大蹴球部をより良くするために。時にはケンカもした。適当にやっている仲間には周りが厳しく言う。その人が変わろうとするまで。本気でその人の為にと強く思っていたからだ。これが本当に難しい。僕自身、本気でその人の為に厳しく言うこと、怒ることが苦手であった。これを言ったらあいつ怒るだろうな、傷つくだろうなと。こういったことが頭にあり言い出せずにいた。こう思っている人はたくさんいるだろう。しかし、先輩たちは堂々と自分の素直な気持ちをぶつけていた。「チームを良くする為に。」と。本当にすごいな。かっこいいなとただただ、そう思った。僕はこの時、変わるきっかけをもらった。僕だけじゃなく、みんなどこかできっかけがあり殻を破っていた。結局、最後は自分自身で変わらないといけないのだから。そうして僕たち4年生は、「厳しくも温かい関係」を構築してきた。

 

僕自身、同学年に厳しく言われたことがある。
情けないことだがスタメンから外され苦しんだ時がある。試合に出れないことだけではないが。毎日の練習が憂鬱で投げ出したくなったこともある。自分でもこのままじゃダメだと分かってはいたが行動に移しきれない。毎日毎日辛かった。本当に。そんな時、学年ミーティングでみんなに指摘された。正直、自分でも分かってるわと思うこともあった。でも、結局行動に移せなかったら意味がない。そう思わされた。主将という立場にも関わらず。本当に情けなかった。そして、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。試合に出れない選手なんてたくさんいるのに。僕たち4年の役目は試合に出ることだけじゃない。みんなのおかげで立ち返ることができた。みんなが僕の為に、チームの為に厳しく言ってくれたから。

やはり、自分は弱い。
だから、周りのチームメイト、友達は必要なのだ。ましてやチームスポーツ、組織となるともっと重要だと思う。お互いを高め合う関係。

今、ここにその環境がどのくらいあるのだろうか。

凌も書いていたが、もっと隣の人に熱を注いでほしい。それが結果的にチームを良くすることに繋がると思うし、僕はそう信じたい。そして、最後には自分に返ってくるとも思っている。
現に私自身、前より周りに厳しく言えるようになったと思う。大学4年間で獲得した貴重な財産である。

 

最後に、よく「全員で勝とう」とあるが全員で勝つとはどういったことだろう。僕自身、何度も言っているが部員のみんなももう一度考えてみてほしい。

点を取る。
誰よりも走る。
誰よりも声を枯らす。
誰よりも来てくれた人に笑顔で挨拶する。

人によって様々だろう。正解なんてものもないだろう。
ただ、自分に与えられた役割に意味を見出してほしい。本気で取り組んでほしい。無駄なことなんて何一つないのだから。
適当にやっている仲間がいるのなら厳しく言ってほしい。それがチームなのだから。

 

 

明日、
来てくれた人の為にも順大蹴球部の為にも、そして自分自身の為にも

 

 

“絶対に勝つ”。

 

ありがとうございました。