マッチレポート

【リーグ第16節】VS専修大学

10月1日(土)

第90回関東大学サッカーリーグ 第16節 VS専修大学 ⚪︎3-0

第90回関東大学サッカーリーグの第16節が東総運動場にて行われた。

後期開幕4連敗という悪い流れを断ち切るためにも、なんとしても勝ち点3という結果がほしいゲームである。

霧雨の降る中、順大ボールで前半キックオフ。

2分、いきなりピンチを迎える。相手右サイドのCKの流れから相手14番が上げたクロスを相手3番にヘディングで合わせられるが、これはクロスバーに当たり救われる。

10分、順大に最初のチャンスが訪れる。自陣左サイドからリズム良くパスを繋いだ流れからMF・15石上(2年)が縦パスを出し、それを受けたFW・17旗手(1年)がPA手前からミドルシュートを放つもゴール上に外れる。

ここから我慢の時間帯が続く。14分、相手14番の蹴ったCKを相手24番にニアで合わせられるも、またもクロスバーに救われる。17分、相手6番に中央から相手右サイドの裏のスペースに浮き玉のパスを出され、抜け出した相手11番にそのボールを落とさずにワンタッチでシュートを打たれるも、GK・1佐久間(3年)が正面でキャッチ。続く20分、相手2番に右サイドで持たれカットインしてミドルシュートを打たれるも、これもまた1佐久間が正面でキャッチし、ピンチを切り抜ける。

そしてゲームは徐々に順大ペースになっていく。22分、MF・11米田(3年)からのスルーパスを受けた17旗手がPA内左45度から左足でシュートを打つもGK正面。28分、ビックチャンスを迎える。FW・18浮田(1年)の右サイドからのスルーパスに抜け出した17旗手がPA内まで持ち込み、中央でフリーの11米田に渡りGKと1対1の場面を迎える。しかし、放ったシュートは相手GKの好セーブに遭い、ゴール右に外れ先制点のチャンスを逃す。36分、11米田が左サイドから出したスルーパスを受けた17旗手がPA内左から左足でシュートを放つもGKに阻まれる。ゴールまであと一歩のところまで迫るも、なかなかゴールネットを揺らすことができない。

45分、アディショナルタイム1分が提示されたところで相手右サイドでのFKを与えてしまう。相手14番が中央に入れたボールを1佐久間がパンチングするもこれが不完全なクリアになり、こぼれ球を相手18番にボレーで打たれるもゴール上に大きく外れる。何度かチャンスを迎えながらも先制点を奪えず、前半をスコアレスで終える。
専修大ボールで後半がキックオフされた直後、順大がいきなり先制点のチャンスを迎える。11米田からのパスをPA内で受けた17旗手が放ったシュートが相手DFの手に当たりPKを獲得する。そして、ハンドを誘うシュートを放った17旗手が自らPKのキッカーを務め、ゴール右上のクロスバー内側に当たるキックにより、後半開始1分で先制点を奪うことに成功する。

先制点から間もない3分、追加点を挙げる。11米田の左サイドからの浮き玉のパスを受けた18浮田がキープし、MF・14杉田(3年)とのパス交換からPA内に侵入してゴール右下へ冷静にシュートを放つ。これが決まりリードを2点差に広げる。

7分、早くも3点目が生まれる。18浮田が右サイドから17旗手へパスを通そうとするも相手DFにカットされる。しかしこれが中途半端な処理となり、こぼれたボールをフリーの11米田が冷静に決め3-0となる。前半のスコアレスから一転し、後半開始7分間で見事に3得点を奪った。

13分には、PA内で相手24番と相手14番にワンツーで抜け出されそうになるところで相手の足を引っかけPKを献上してしまう。しかしこのPKを相手24番が左上に大きく外し失点を免れる。

19分、専修大は20番に代え9番を投入。

32分、順大は15石上に代えMF・12貫場(3年)、専修大は14番に代え19番を投入。

順大は40、41分と立て続けに17旗手がシュートを放つも追加点を挙げることができない。ここで順大はDF・5毛利(3年)に代えDF・3野田(4年)を投入。

44分、MF・19津島(1年)が17旗手とのワンツーで左サイドを突破しPA内の角度のないところからシュートを放つも左上に大きく外れる。

アディショナルタイム2分が提示され迎えた46分、相手11番の左サイドからのクロスを相手24番に頭で合わされるが1佐久間がなんとか弾き出しコーナーに逃れる。この試合のMOMに選出されることとなった1佐久間が好セーブを見せ、最後の最後まで相手にゴールを割らせない。47分、順大は18浮田に代えFW・10佐野(4年)を投入。

そしてその直後にホイッスルが鳴り3-0で試合終了。後期初勝利を収め、連敗を4で止めた。連敗を脱出しただけでなく10月最初のゲームで勝ち点3を獲得できたことは非常に大きな意味を持つだろう。この勝利をきっかけに波に乗り、残留はもちろんインカレ出場権獲得を目指しチーム一丸となって気を引き締めて戦っていきたい。

 

(文責:1年 楠 豪)